こんにちは。愛川園芸の五月女です。うちの庭の水たまりに蛙が産卵のために集まっていました。「クルクル」という可愛い声で鳴いているんですよ。春本番を感じます。
春や夏にかけて成長する植物たちも一斉に芽吹き、それを食べる昆虫たちや動物たちの動きもにわかに活発になってきました。大自然の中で発見する虫や動物には愛おしさを感じるのですが、自分が可愛がっている花を食べるヤツは「害虫/害獣」扱いするのですから私も勝手なものです（苦笑）
暖かくなると、切り花の持ちが悪くなってきます。植物自体の活性が増し、咲いたり散ったりするスピードが速くなるからです。暖かいと「カビ」や「バクテリア」も活発になり植物を蝕みます。できるだけ涼しい場所に飾るのが切り花を長持ちさせるコツです。バクテリアは切り花の茎や花瓶の中で繁殖するので、茎の先端のぬめっている部分を切り捨てたり、水を毎日替えたり、花瓶をこまめに洗うことで繁殖を抑えることができます。氷を入れて水温を下げるもの効果があります。
水道水に含まれる塩素には殺菌効果がありますから、井戸水やミネラルウォーターより良いのですよ。また、ママレモンなどの中性洗剤を一滴入れたりするのも殺菌効果があります。最近では、殺菌剤と花の栄養剤が一緒になった「切り花延命剤」もお花屋さんに売ってます。意外とお手頃価格なので使ってみてください。お庭にもお部屋にも、花いっぱいの春を楽しみましょう♪
（次回の「愛されかわいい花やハーブ」は4/15頃更新の予定です）
愛されかわいい花やハーブ
神奈川県愛川郡のオハナ農家「愛川園芸」の五月女智一さんのコラムです。愛川園芸お得意のラナンキュラスの話題をはじめ、ネリネ（ダイヤモンドリリー）やハーブの話題などをお届けします。
